北朝鮮の平壌で28日、朝鮮労働党中央委員会第8期第6回総会拡大会議(26日開幕)の第3日会議が行われ、初日と2日目に続き金正恩総書記が報告を行った。朝鮮中央通信が29日付で伝えた。
報告では「今年、わが党の活動と自らの強化において多くの変化をもたらし、進展を遂げた」と総括し、「各級党組織の党決定の実行を正しく導かなければならない組織指導部、宣伝扇動部をはじめとする党中央委員会の各部署と活動家が、より強い責任感と積極性を発揮すること」について指摘した。
また、「わが共和国の強化発展史において最も重大かつ責任ある時期に、革命の各分野の事業、党政策の運命を両肩に担っている指導幹部が党と人民の大いなる信頼と期待に高い忠実性と献身的奉仕で報いるために任された責務の履行で根本的な変化、決定的な改善をもたらす」との期待を表明し、3日間にわたる報告を終えた。
会議では、金徳訓(キム・ドックン)内閣総理ガ「経済建設と経済活動をはじめ国家活動の全般において早急に解決すべき対策的問題」を提議し、各部門の指導幹部によって討論が行われた。
総会では、第2の議案として組織問題を討議し、第3の議案「2022年度の国家予算執行状況と2023年度の国家予算案について」の討議のための国家予算審議組が構成された。