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北朝鮮国内で配布される朝鮮労働党の政策や、犯罪事例に関する報告書などの資料の多くは機密文書に分類されている。これが、次から次へと国外に流出している。

機密文書の国外流出を戒める文書が国外に流出してしまうなど、北朝鮮のメンツが丸つぶれになるような事態も起きるほど、事態は深刻だ。

(参考記事:機密文書の国外流出を戒める文書が国外流出してしまう北朝鮮

これらは主に、中国と国境を接する地域から、中国キャリアの携帯電話を使い、画像ファイルで国外に送る形で流出していた。しかしその一方、国境から遠く離れた地域においても、機密文書の国内流出が起きているようだ。黄海北道(ファンヘブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

朝鮮労働党黄海北道委員会(道党)の宣伝扇動部は、党の遂安(スアン)郡委員会(郡党)の内部機密が一般住民に流出しているとして、今月9日から検閲(監査)を始めた。

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郡党の宣伝扇動部は、文書整理を行うにあたって、朝鮮社会主義女性同盟(女盟)のメンバーから文章力に長けた者や、文書を清書できるほど字のうまい者を動員して、党内部文献、会議の議事録、決定書などの整理を任せた。

情報筋によると、このように文書整理に外部の人間を動員するのは、党委員会のみならず、安全部(警察署)や保衛部(秘密警察)など、機密文書を多数扱う機関でよく見られることだという。

問題のない文書の整理を任せるのならともかく、絶対に流出してはならない機密文書や報告書までを女盟員に任せ、任せられた女盟員は自慢話として、何の気無しに他の住民に重要機密をべらべらと喋ってしまう。それが住民の間で噂として広がってしまった。

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機密文書の内容は明らかになっていないが、口コミネットワークの力が非常に強い北朝鮮のことだ。非常に興味深いものだった場合、瞬く間に全国に広がってしまうことは想像に難くない。それが国境沿いの地域に届けば、海外に流出してしまうだろう。

(参考記事:金正恩の極秘情報をたまたま知った「平凡な主婦」の悲惨な運命

この噂話が何者かによって道党に通報され、それを受けて原因究明のための検閲が行われたというわけだ。

道党宣伝扇動部は、郡党宣伝扇動部の責任部員を含む2人に問題があったと見て、彼らが結果的に外部に流出させてしまった機密文書について調査を行っている。同時に、文書整理に動員された女盟員も呼び出し、批判書を書かせている。

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また、報告書や内部文書を作成するには、政策の柱を立てて文章を書き、実利的な党の政策の執行のための教科書とすべきなのに、女盟員を呼んで女盟の報告書を書かせるかのように処理するやり方は、党の宣伝イルクン(幹部)としての姿勢と態度がなっていないと、郡党の宣伝扇動部を厳しく批判した。

道党宣伝扇動部は今回の結果を受けて、郡党宣伝扇動部のイルクンの人事について検討し、農村のきつい現場に送り込む革命化(下放)処分を下すことを検討しているとのことだ。

機密文書の内容が流出する事態は至るところで発生しており、徹底した秘密主義を取る割には、情報管理のあまりもの杜撰さが目立つのが現状だ。

(参考記事:北朝鮮のお粗末な文書管理の実態…機密書類がタバコの巻紙に