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北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、日本が、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に対して「敵視策動により悪辣に執着し続けている」と非難する論評を配信した。

論評は、米韓合同軍事演習をめぐり、日本が「対朝鮮核先制攻撃演習をはじめとする危険極まりない軍事的策動」に加担しているとしながら、「去る10月6日にも、岸田は南朝鮮当局者に電話をかけて米国と日本、南朝鮮の反朝鮮軍事協力強化を求めた」と述べた。

つづけて、「日本の反動層は総聯と幼い朝鮮学校の生徒にまで威嚇、恐喝の魔手を深く伸ばしている」としながら、「われわれの学校と生徒に脅迫と暴行、暴言を働いた事件だけでも12件に及ぶ」「群馬県のある鉄道駅構内では在日朝鮮人を殺せば金をやるという内容の悪辣極まりない落書きが発見され、県内の朝鮮初中級学校には日本で朝鮮人を絶滅させる会群馬県支部長の名で民族排外主義的内容の奇怪な文書まで寄せられた」などと指摘した。

さらに、「日本の殺風景は明白に、朝鮮と総聯を抹殺しようとする当局者らの計画的な策動によって醸成されたものとして、われわれに対するもう一つの重大な政治的挑発、何によっても正当化されない汚い反人倫的妄動、政治的ごろつき行為である」と糾弾した。

そのうえで、「われわれの在日朝鮮人は、不敗の国力を備えた朝鮮の堂々たる海外公民である。われわれは、総聯と在日朝鮮人に対する迫害と弾圧をすなわち、わが朝鮮の尊厳と自主権に対する挑戦、蹂躙と見なす」と非難した。