北朝鮮外務省は4日、今月2日から3日にかけて行った少なくとも計29発の弾道ミサイルなどの発射について、米韓の「敵対的挑発行為に対する当然な反応であり、行動的警告である」とする報道官声明を発表した。朝鮮中央通信が報じた。
声明は米韓両軍が10月31日に始めた合同航空訓練「ビジラント・ストーム」について、「不安定な現在の軍事停戦体制下で交戦一方を狙った攻撃型戦争演習が招きかねない危険な衝突現象を予防」するために中止を求めていたと指摘。「現在の重大な軍事的対峙状況は、明白に米国と南朝鮮がわれわれに対する『圧倒的対応』をうんぬんして史上最大規模の合同空中打撃訓練を始めたことによって招かれた」と主張している。
そのうえで、「自主権と安全利益を侵害しようとする敵対勢力のいかなる企図に対しても絶対に黙過しない」としながら、「最後まで超強力対応で応える」と宣言した。