朝鮮人民軍(北朝鮮軍)前線長距離砲兵区分隊と空軍飛行隊の火力打撃訓練が、6日と8日の両日、金正恩総書記の現地指導の下に行われた。朝鮮中央通信が伝えた。
「情勢悪化、臨戦態勢を」金正恩氏が強調
6日には西部前線長距離砲兵区分隊と西部地区空軍飛行隊の合同打撃訓練が、「敵の軍事基地を模擬した島の目標に対する空軍飛行隊の中距離空対地誘導爆弾および巡航ミサイル打撃と各種の近接襲撃および爆撃飛行任務を遂行したのに続いて、前線長距離砲兵区分隊が順次別に火力打撃を加える方法で行われた」という。
また8日には、「朝鮮東海に再進入した米海軍の空母を含む連合軍海軍の海上連合機動訓練が強行されている情勢の背景の下で、史上初めて150余機の各種戦闘機を同時に出撃させた朝鮮人民軍空軍の大規模航空攻撃総合訓練」が行われた。
同訓練では、「新型空中兵器システムの試射を通じて信頼性を検証した」という。
また同日夜には「敵の作戦飛行場打撃を模擬した前線東部地区の長距離砲兵区分隊の大集中火力打撃訓練が行われ、提示された戦闘状況での迅速対応能力と軍事的威力、兵器システムの戦闘的性能を再度実証した」としている。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金正恩氏は、「わが国家の周辺で持続的に悪化している軍事情勢状況を見れば、より迅速で徹底した戦争準備態勢と軍事的対応能力の強化はわが革命に必須不可欠な要求として提起されると述べ、人民軍将兵がいつも臨戦態勢でいっそう確固たる万端の戦闘動員態勢を手抜かりなく整えることを強調した」という。