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北朝鮮外務省のチョ・チョルス国際機構局長は4日、ウクライナ問題に関する国連安保理の決議案をめぐりロシアを支持する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

北朝鮮は7月、ウクライナ東部の親ロシア派勢力が統治する「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を独立国家として承認した。

一方、国連安保理では1日、ウクライナ4州で親ロシア派がロシアへの編入に向けておこなった「住民投票」を非難し、ロシア軍の即時撤退を求める決議案が提出されたが、ロシアが拒否権を行使して否決された。決議案はアメリカとアルバニアがまとめた。中国、インド、ブラジル、ガボンが棄権した。

(参考記事:ロシアのウクライナ苦戦で北朝鮮軍「外貨稼ぎ部隊」に壊滅的打撃

談話は、「ロシアへの統合を志向したドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国、ヘルソン州とザポロジエ州の住民の意思を尊重するとともに、上記の地域を自国の構成に受け入れることにしたロシア政府の立場を支持する」と述べた。

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また、「覇権的な『一極世界』の維持のために国連安保理を盗用して自主的な国々の内政に干渉し、それらの国の合法的な権利を侵奪するのは、米国の常套的な手口であり、世界はこのような米国の不法非道な行為を20世紀に続いて21世紀にも数多く目撃している」と米国を非難した。

そのうえで、「米国が自分らの覇権維持のために国連安保理を後ろ盾に、侵略手段に盗用していた時代は終えんを告げている」としながら、「米国の強権と専横、不公正で二重基準的な行為は、いかなる場合にも容認されない」と強調した。