北朝鮮の首都・平壌で9月4、5日の両日にかけて国家災害防止活動総括会議が開催された。金正恩総書記が会議を指導した。朝鮮中央通信が伝えた。
朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会の金徳訓(キム・ドックン)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)、朴正天(パク・チョンチョン)の各委員と党中央委員会、内閣、委員会、省、中央機関、社会安全、司法、検察部門の活動家や国防省指揮メンバーらが出席した。
北朝鮮では、腸チフスやコレラと見られる急性腸内性伝染病の患者が急増している。また8月中旬、集中豪雨によって中朝国境地帯の平安北道(ピョンアンプクド)で畑の冠水したことが確認された。インドの団体に人道的食糧支援に求めるなど、深刻な被害が生じている様子がうかがえる。
同通信によると、会議は「国の全般的な災害防止実態を点検し、危機対応能力を強化するうえで画期的対策を講じるため」だという。
金正恩氏が「重要演説」を行い、「人民大衆第一主義を基本政治理念としているわが党と国家にとって、人民の生命安全よりも大事なことはない」と強調。また「国家の災害防止能力を最短期間内に新たな高さに押し上げるための具体的な課題と実行方途を宣明した」という。
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