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北朝鮮外務省の報道官は2日、北朝鮮の人権問題を担当する国連のエリザベス・サルモン特別報告者が8月27日から訪韓していることに対し、「制度転覆を狙う米国と追随勢力の反朝鮮『人権』謀略策動をいささかも許さない」と反発した。朝鮮中央通信の質問に答えた。

ペルー出身の国際法学者であるサルモン氏は、先月の国連人権理事会で特別報告者に任命され、今月1日に正式に任期を開始。韓国では朴振(パク・ジン)外相や権寧世(クォン・ヨンセ)統一相、北朝鮮人権団体、脱北者らと面会した。権寧世氏は会談で、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は朝鮮半島の非核化や南北関係改善だけでなく、北の住民の人権改善のため努力する」と述べた。

報道官は、「米国の操り人形に過ぎない『特別報告者』のポストに誰がつこうと、彼を認定も、相手もしないという原則的な立場」を強調。

続けて「米国と敵対勢力の『人権』策動は、真の人権保障とは何の因縁もなく、朝鮮民主主義人民共和国の尊厳あるイメージに泥を塗り、朝鮮人民の真の権利と利益を抹殺するための最も政治化された敵対的手段に過ぎない」と非難した。