北朝鮮の朝鮮日本軍性奴隷・強制連行被害者問題対策委員会は15日、日本からの解放記念日に際して報道官談話を出し、「第2次世界大戦の敗戦国である日本がいまだにアジアの支配者、盟主の妄想から抜け出していない」と非難した。朝鮮中央通信が伝えた。
談話は「わが国を武力で占領し、40余年間の植民地ファッショ的支配を実施してわが民族の言葉と文字、姓名はもちろん、服装と風俗まで踏みにじり、莫大な国宝と文化財を破壊、略奪したし、天文学的金額に及ぶ膨大な経済的損失を与えたことに対して少しも清算したものがない」と指摘。
その上で「日本がわが人民とアジア人民に耐えがたい不幸と苦痛を強要した反人倫的犯罪に対して正しく清算せず、その被害者、犠牲者を冒涜して無分別な軍事大国化策動に執着するなら、与えられるのはただ正義の審判、歴史の裁きだけであることをはっきりと認識すべき」と主張した。