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イム研究委員は「北朝鮮女性に対する性的暴行は、食糧難の悪化で女性達が家族扶養を受け持つようになって以降よりひどくなっている。市場で鉢合わせた(取り締まり)安全員、列車乗務安全員、軍人などが取り締まりを理由に性的暴行を働く事例が多い」と伝えた。

チャン・ヘギョン韓国女性政策研究院先任研究員も「女性の場合、特定分野では職場に入る過程で性的な人権侵害が起こっている。ある脱北女性の証言によると、人民保安省傘下の病院における看護士の募集過程で、少女に対して必要のない産婦人科検査までする」と伝えた。

チャン研究委員は「特に堕胎手術は国家が放任している状態で公然と行われており、重要なことは、堕胎が盛行している原因が、個人的な選択の次元ではなく、権力を利用した性暴力と性接待、夫の生計責任回避など、より国家的な流れの中で行われているということだ」と指摘した。

「離婚」を恐れる夫たち

また、報告書によると、北朝鮮女性への経済的依存度が高くなるにしたがって女性の地位が向上しており、伝統的な家父長的家庭生活が変化しているという。