朝鮮戦争の休戦協定締結から69年となるのに際し、北朝鮮の平壌で26日、第8回全国老兵大会が行われた。金正恩総書記は参加しなかった。朝鮮中央通信が伝えた。
大会には、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会の委員、党と政府の幹部と武力機関の責任活動家、朝鮮戦争参戦者と戦勝革命事績部門の講師、革命学院の生徒、将兵、勤労者、青年大学生らが大会に参加した。
金正恩氏は第4回から第7回まで同大会に参加し、祝賀演説や記念撮影を行った。今大会に参加しなかった理由は不明だが、新型コロナウイルスや拡大する「急性腸内伝染病」の影響があるかもしれない。
党中央委員会政治局常務委員会の趙甬元(チョ・ヨンウォン)組織書記が、朝鮮戦争参戦老兵に送る労働党中央委員会の祝賀文を伝達した。
朝鮮戦争の参戦者であるシン・ジョンミン氏が演説を行い、討論が行われた。各討論者は、「戦勝世代が手渡した勝利のバトンをしっかり握って偉大な金正恩朝鮮の地位を全世界に誇示するこんにちの総進軍で英雄世代の子孫の気概と本領を遺憾なくとどろかす」という誓いを表明したと同通信は伝えた。