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北朝鮮は、国内でのコロナ感染者を初めて公式に認めた先月12日以降、強力な感染抑制策を取っている。厳しい移動制限により、日々の糧を得られなくなり、餓死する人が各地で相次いでいる。一部地域では、あまりに悲惨な状況に制限が解除されつつある。

人々が食糧難に苦しむ中、防疫対策を司る非常防疫指揮部の幹部が何をしていたのか、その実態が明らかになった。咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

(参考記事:北朝鮮で餓死者続出…金正恩「どんちゃん騒ぎ」の悪夢再び

咸鏡北道非常防疫指揮部は今月初め、最大非常防疫体制が敷かれる中で、コロナ対策がどのように行われてきたかについての総和(総括)を行った。

まず、初動が遅れたために有熱者(発熱患者)、コロナ感染が疑われる患者、隔離者が全国の13の道で最も多く出たとの指摘がなされた。これに関しては、数が減らなければ責任問題になり処罰されかねないとの心理から、過少報告の横行が疑われており、咸鏡北道が本当に最もひどかったのかはわからない。

(参考記事:北朝鮮発表の「発熱患者」が過小報告されてしまう仕組み

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ただ、次の部分は言い訳はできないだろう。現場で防疫作業の指揮に当たるべき各機関の責任イルクン(組織のトップ)は、国家非常防疫司令部からの指示文が下されたちょうどその頃、現場を離脱して飲み会を行っていたというのだ。

清津(チョンジン)港湾建設所の支配人と、清津連絡所傘下の水産事業所の支配人ら2人に対して、解任の処分と安全部(警察署)への連行という決定が下された。

ちなみにこの清津連絡所は、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)偵察総局の傘下にある特殊機関で、一連の日本人の拉致事件にも関わっていたとも言われている。

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ただ、2人はあくまでもスケープゴートにされたに過ぎない。会議では、コロナ対策は自分とは関係ないと考え、勝手な行動をしている各機関の責任機関の責任イルクンに対する批判が行われた。

多くの庶民がコロナで苦痛を受けているのに、地位や権力の上にあぐらをかき、飲酒を行うことは、朝鮮労働党に対する裏切りも同然で、許されざる傲慢な行為だと厳しい批判が行われた。

この知らせを聞いた地域住民は、今まで様々な幹部が公開批判され、解任されるのを見てきたが、秘密機関である清津連絡所の水産事業所の支配人が解任、逮捕されるのは初めて見たと驚きの反応を見せた。つまり、特殊機関だからといって特別扱いはしないとの姿勢を見せることで、世論の指示を集めようとする意図があったものと思われる。

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