北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は28日、東京で同日から開催中の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の全体大会の参加者宛てに書簡を送り、「各階層の同胞大衆の力を一つに結集して在日朝鮮人運動の新たな全盛期、総聯隆盛の新時代をさらに力強く切り開いていく」ことを求めた。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏は書簡で、「共和国の最高人民会議代議員をはじめとする在日同胞の祖国への往来を妨げる日本当局の不当な制裁措置を撤回させるための闘争も強力に展開すべき」と指示。
(参考記事:「祖国が変わった」朝鮮総連・許宗萬議長が不満吐露)
その一方、「共和国政府は今後も、海外同胞権益擁護法に従って在日同胞の民主的民族権利と利益を擁護・保障するための国家的対策を徹底的に講じるでしょうし、同胞の自主権、生存権、発展権をしっかり保障するための特例措置を次々と実行する」と明らかにした。
また、「総聯は、民族大団結の旗印の下で『民団』をはじめ組織外の同胞との民族団結事業を強化して統一愛国勢力を一層拡大し、彼らとの共同行動、共同闘争を活発に展開しなければなりません」と指摘。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面続けて「総聯は、海外にある朝鮮同胞組織との民族的きずなと連携を緊密にし、全民族的な統一戦線を形成する上で海外中心軸としての役割を立派に果たすべき」と述べた。