北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会会議が17日、金正恩総書記の指導の下、平壌の党中央委員会本部庁舎で行われ、新型コロナウイルス感染抑制に向けた対策などが話し合われた。朝鮮中央通信が伝えた。
会議には常務委員らが出席したほか、李日煥(リ・イルファン)党書記、金才龍(キム・ジェリョン)、チュ・チャンイルの両部長らが傍聴した。
金正恩氏は会議で、「建国以来、初めて遭遇した防疫試練の初期から発露した国家の危機対応能力の未熟性、国家指導幹部の非積極的な態度と弛緩、非活動性はわれわれの活動の盲点と隙間をありのまま露出させ、時間が生命である防疫大戦の初期の複雑さと厳しさだけをより増大させる結果を招いた」と指摘。
続けて「防疫戦争の初期に各部門で現れた弊害と欠点を発展的見地から深く批判、分析して迅速に対策を立て、党中央の当該の方針と政策を各部門に浸透、武装させるための方法論をいっそう完備し、国家の統一的な指揮システムと服従システムを補強し、全ての単位、全ての活動家が情勢の重大さを認識し、克服していく上で認識不足と準備不足、恣意的解釈と恣意的行動に対する放置を許さず、それを徹底的に克服するための教育と統制を強め、闘争熱度を高揚させなければならない」と強調した。