金正恩の「大事なモノ」も盗まれた…治安悪化の末期状態

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北朝鮮は、貨物を通じて新型コロナウイルスが国内に流入しうると見ており、防疫都市新義州(シニジュ)北東郊外の義州(ウィジュ)の飛行場に、大規模な防疫施設である「国家西部物流総合処理場」を建設した。

これに加えて、南東郊外の塩州(ヨムジュ)に新たな防疫施設を建設すると伝えられている。

(参考記事:北朝鮮、輸入品を消毒する大規模防疫施設を増設へ

デイリーNKの内部情報筋によると、塩州の防疫施設では部品、化学薬品などの軍事物資や軍が管理する建設現場で必要とする資材、一般国民に知られてはならない機密物資などを扱う。施設はまだ完成していないが、既に貨物の処理が始まっている。ただ、具体的にどのようなものがあるかはわかっていない。

塩州の施設は、義州が飽和状態に至ったために建設されることになったと伝えられている。その一方で情報筋によると、義州では重要物資の盗難事件が多発しており、これを防ぐためのものである可能性もある。

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義州の施設周辺は、兵士が警備にあたっているが、それでも盗難が起きているとのことだ。ちなみにこちらの施設の詳細、内部の犯行か否かなど詳しいことはわかっていない。

厳しい防疫措置の中で反有される輸入品は、国家の最重要物資に違いなく、それがやすやすと盗み出されるとは、治安の末期状態を示していると言えるかもしれない。

塩州の施設の工事は順調に進められており、周囲を囲う鉄条網の設置も完了した。建設にあたっているのは、平安北道の突撃隊(半強制の建設ボランティア)と、国防省建設局だ。当局は太陽節(4月15日の金日成主席の生誕記念日)までに工事を終えよと指示を下しており、工事は順調に進んでいるようだ。

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「塩州防疫施設建設は最終段階にあり、管理に動員される人員も引き続き派遣されている。今後、物品の防疫に使用される薬品も供給され、行政体系さえ完成すれば本格的に施設稼働が始まるだろう」(情報筋)

現在、義州の施設の飽和状態により輸入が一部減らされているが、塩州の施設の完成に伴い、取扱量が大幅に増えるものと見られている。

ただ、コロナ前のように大々的な貿易が再開されるまでは、さらに時間が要するものと思われる。

(参考記事:貿易再開めぐり北朝鮮国民の間に期待と動揺…当局警戒、デマ取り締まり

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