北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、日本の自衛隊の海外派遣は「侵略へ進む道」であると非難する論評を配信した。
海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」が1月9日、アフリカ東部ソマリア沖での海賊対処活動などに当たるため呉市の海自呉基地を出港した。日本政府は海賊対処や情報収集活動のため中東海域に派遣している護衛艦2隻を、1隻に集約することを昨年末の閣議で決定した。
こうした動きに対して同通信は「『自衛隊』武力の海外派兵をしつこく推し進めて領土膨張野望を必ず実現してみようとする侵略政策の発露である」と主張。
また、「『自衛隊』武力が世界各地を我が家を出入りするように意のままに奔走するようにし、一朝有事の際、侵略の先鋒隊に利用しようとするのが日本の真の目的である」と述べた。
そのうえで、「日本がまたもや侵略戦争の道に踏み出すなら、いっそう恐ろしい惨禍が人類の頭上に浴びせかけられるであろう」と強調した。