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新型コロナウイルス対策で国境を閉ざしてきた北朝鮮は16日、約2年ぶりに中国とを結ぶ貨物列車の運行を再開させた。とは言え、それですぐに物不足が解消するわけではない。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えたのは、北朝鮮国内での深刻なタイヤ不足だ。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の自動車事業所の行政幹部は、全国的にタイヤの入手が難しくなっていると伝えた。新品はほぼ手に入らず、中古でも中々見つからない有様だという。

情報筋は、タイヤ不足は今に始まったことではないとしつつも、最近は「苦難の行軍」(1990年代後半の大飢饉と社会の混乱)のときに匹敵するほど深刻だと述べた。

情報筋が勤務する自動車事業所には、なんとか運行できていた車が4台あるが、うち2台のタイヤが完全に溝がなくなるほどすり減ったものの、タイヤが入手できず、運行ができなくなったという。国産のタイヤはあまりなく、ほとんどが外国からの輸入に頼っていたため、コロナ鎖国により深刻な品不足に陥っているのだ。

溝がなくなるまでタイヤを使い続けるのは基本で、パンクしたものであっても、他のタイヤを切り貼りして使い続けたり、サイズの合っていないものを使ったりしているとのことだ。車両が少ない割には交通事故が多発する背景には、こういう理由もあるのだろう。

(参考記事:北朝鮮で「凄まじい交通事故」が多発する理由

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咸鏡南道(ハムギョンナムド)洪原(ホンウォン)郡の企業所の行政幹部は、会社所属の2.5トンの国内製のトラック1台があるが、タイヤが磨り減って昨秋から運行ができなくなってしまったと述べた。

タイヤ以前にガソリンが深刻な不足により運行ができなくなり、木炭車に改造して使っていたが、今は木炭があってもタイヤがなくて動かせなくなってしまった。

(参考記事:木炭車で燃料不足を乗り切る北朝鮮の人々

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企業所は、ドライバーにトラックの運行を任せ、タイヤや部品などを調達する経費を稼ぐための営業を行っていた。それができなければ、そもそも運行ができず、廃棄処分するしかなかったが、この手法で延命し続けていた。それができなくなった一部の企業所では、実際にトラックを廃車にするところが多いとのことだ。

(参考記事:コロナ鎖国に苦しむ北朝鮮で「戦時物資」までが盗難

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