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国境警備のために投入されたのに、脱北に手を貸したかどで軍官(将校)と末端兵士2人が逮捕されるという不祥事を起こした朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の特殊部隊「暴風軍団」(第11軍団)。

そもそも、粗暴な振る舞いや窃盗などで派遣先の評判はよくなかったが、今回また新たな問題が発覚した。咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

今回問題を起こしたのは、暴風軍団の軍官たちだ。昨年から元々の駐屯地を離れ、国境地帯に派遣されたが、滞在期間が長くなるにつれ、現地の人々との「交流」が活発になっていった。

「軍官たちが現地の女性たちと複雑な痴情関係をもつれさせている」(情報筋)

つまり、彼らは現地妻を囲っているということだ。

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これに怒ったのは、軍官の妻たちだ。一例を挙げると、40代前半のある参謀は、中国との国境に接する会寧(フェリョン)に住む若い女性と不倫関係に陥ったが、女手一つで育児にするのに苦労している妻に対して、先月20日ごろにこんなことを伝えたという。

「お前と離婚して会寧で暮らしていく。ここで好きになった女がいるからもう俺のことは待つな」

こう言って離婚通知書を突きつけた夫に怒った妻は、旅行証(国内用パスポート)を取って会寧に向かった。夫から「もう一緒に暮らせない」との言葉を引き出した彼女は、その足で暴風軍団の大隊指揮部に乗り込み、洗いざらいぶちまけた上で、この件を部隊の政治部に告発した。

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政治部は、参謀を呼びつけて自己批判をさせた上で、「女と別れて妻に許しを請え」とプレッシャーをかけたものの、参謀はたとえ除隊することになったとしても、絶対に妻のもとには帰らないと答え、政治イルクン(幹部)を当惑させたとのことだ。

軍官は社会的な地位は高いものの、以前のような厚遇は期待できなくなっている。また、商行為が禁じられているため、苦しい生活を強いられている者も少なくない。不倫をきっかけに軍を辞めて、より儲け話の多い会寧に居座ろうと考えたのだろう。

(参考記事:「もう辞めてしまいたい」北朝鮮軍将校の間で軍から離脱の動き

部隊では、このような問題を解決するために、すべての軍人の行動の問題を正すことに関する組織的な会議と批判事業を行っているが、当の軍人たちは「愛は反動(反政府的行動)でもないのに、何の大罪か」とお互いをかばう姿勢を見せている。

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この参謀の事例は氷山の一角に過ぎず、現地妻を囲い不倫関係に陥る軍官は多いと情報筋は述べた。妻たちは、夫がときどき休暇で戻ってはくるものの、普段は離れて暮らしているため、いつ夫が不倫関係に陥るかわからず非常に不安がり、部隊の政治部を訪れ、こんな抗議をしているとのことだ。

「国境封鎖から2年経ったのだから、人員を交代させるとか、家族もついて行って一緒に暮らせるようにしてほしい」
「このままでは家庭が崩壊する」

このような不倫、それによる犯罪は多発していると伝えられている。北朝鮮は国民に対して、結婚は革命の最小単位で、革命的な家族を築くように促しているが、その内実は、他のどこの国とも全く同じなのだ。

(参考記事:北朝鮮・党幹部妻「16歳少女」襲撃事件のドロドロの背景