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北朝鮮の首都・平壌を除く12の道、特別市には、新型コロナウイルスに感染した疑いのある患者を収容する隔離施設が存在する。北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)には4カ所の施設があったが、これを2つにまとめる作業が行われている。詳細を現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

咸鏡北道非常防疫指揮部と防疫所は先月25日、伝染病(コロナ)の疑いのある患者を収容していた明澗(ミョンガン)郡の旅館など4ヶ所に救急車と数十人の人員を派遣し、7時間をかけて、一部は退所させ、未だ症状のある残りの人は、別の隔離施設に移送する作業を行った。

隔離施設を4カ所から2カ所に減らす理由について情報筋は、いずれも臨時の施設で、専門的な防疫施設ではないからと述べた。情報筋はまた、このような説明をした。

「施設が減ったということは、疑い患者や類似症状の患者の発生が減ったことの証左だ」

ただ、それは必ずしもコロナの感染拡大が収まったという意味ではない。

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「臨時防疫施設に入院していた患者のうち、退所した患者より死者の方が多く、(収容)人員が減ったというのが結論」

隔離施設は衛生状態も栄養状態も悪く、まともな治療も施されないことから、コロナではなく、施設の劣悪さに起因する病気や病状の悪化で死亡する事例が相次ぎ、収容を免れるためのワイロが飛び交っている実態も伝えられている。

(参考記事:「半数以上が死亡している」北朝鮮コロナ隔離施設の知られざる惨状

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情報筋はまた、今回の移送作業について、患者を1カ所に集め、臨時に使っていた施設を消毒するためでもあるが、施設として使っていた明澗郡の旅館のリモデリング事業という理由もあると説明した。

朝鮮労働党咸鏡北道委員会は、今年中に旅館のリモデリング、拡張工事を含む道内の建設計画を新年の目標として掲げ、中央に報告することになっている。

北朝鮮は、平壌と地方のバランスの取れた発展を目指し、各地で住宅など様々な施設の建設を行っているが、情報筋の説明では、これがコロナ対策にも影響を及ぼしたということになる。

(参考記事:北朝鮮の巨大病院建設に住民から不満「今ある病院をまともにせよ」