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北朝鮮が、管理所(政治犯収容所)の収容者の分類システムを新たに構築していたことがわかった。これにより、より罪状が悪いとされた人々は別の管理所に移送されたと、デイリーNKの内部情報筋が伝えた。

このシステムができたのは今月8日のこと。咸鏡北道(ハムギョンブクト)、両江道(リャンガンド)、慈江道(チャガンド)、平安北道(ピョンアンブクト)の国境沿いの4つの道で、政治犯とされた人の中でより罪状の悪いという扱いに分類されたのは約6割。彼らは、咸鏡北道の化城(ファソン)にある16号管理所に身柄を移されたという。

この管理所の近隣にはかつて、豊渓里(プンゲリ)核実験場があり、収容された人々は、防護服も与えられないまま、施設で強制労働させられていたと言われている。

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今回の移送に伴い、収容者の数が増えた16号管理所は、施設を増築している。衛星写真の分析で、29棟の収容施設が新たに建てられたことが確認されている。

北朝鮮当局は、16号管理所の増築以外にも、黄海北道(ファンヘブクト)の平山(ピョンサン)、首都・平壌郊外の勝湖里(スンホリ)、平安北道(ピョンアンブクト)の枇峴(ピヒョン)に管理所を新設しているが、これは「非常防疫法」や「韓流取締法」とも呼ばれる「反動的思想文化排撃法」の違反者を次から次へと管理所に送り込んでいることが関係している。

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今回の新しい分類システムは、その内容や制定の背景とも明らかになっていないが、収容者の増加が関係している可能性が考えられる。

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情報筋は、悪質政治犯に分類された者は、国家保衛省(秘密警察)が管理する管理所や、労働・生活環境がいっそう劣悪な管理所に送られ、逆に罪が軽いとされた者は、少しはマシな管理所に送られるだろうと見ている。

また、新しいシステムに基づき、収容者の入所手続き、家族の同行如何についても決められるものと思われる。北朝鮮当局は最近、連座制を強化しており、家族は子どもであろうとも連行され、管理所に入れられる。

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16号管理所は、軍の1個大隊が警備しており、その下には3個中隊と直属の1個小隊が置かれていると情報筋は証言している。中隊の人員は50人程度で、通信、交換などの分隊に分かれ、細かい警備が行われている。

ちなみに北朝鮮の管理所の実態は、警備兵を勤めた経験を持つ脱北者や、管理所の中でも「革命化区域」と呼ばれる釈放が認められる区域に収容され、後に脱北した人を通じて北朝鮮国外に伝わっている。

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