北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は4日、金正恩総書記とキューバのミゲル・ディアスカネル国家主席との会談3周年を記念する記事を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏は2018年11月、訪朝したミゲル・ディアスカネル氏(当時は国家評議会議長)と会談した。ディアスカネル氏は、金正恩氏、李雪主夫人とともにマスゲームを観覧した。記事は会談を記念しながらキューバとの友好関係を誇示する狙いがあると見られる。
同紙は、会談は「両国の関係発展史に特記すべき転換的契機をもたらした」としながら、「両国の指導者は、別れの握手をする時刻にも社会主義の旗印を共に掲げたこの手を絶対に放さず両国における社会主義の建設を勝利の道へ揺るぎなく前進させていくことを固く約束した」と強調した。
また、「金日成主席と金正日総書記がフィデル・カストロ・ルス同志とラウル・カストロ・ルス同志と共に朝鮮キューバ友好の強化、発展のために大きな労苦を費やし心血を注いだので、両党、両国は政治、経済、文化の各分野において積極的な協力を実現し、国際舞台で共同歩調を取ってくることができた」と述べた。
そのうえで、「社会主義の旗印を高く掲げて進む朝鮮とキューバの友好団結は堅固であり、不抜のものにより固められるであろう」と主張した。