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北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、日本の岸田文雄首相の「敵基地攻撃能力」に関する発言を非難する論評を配信した。

岸田文雄首相は19日、国家安全保障会議後の記者会見で「北の核・ミサイル関連技術の著しい発展は日本と地域の安全保障にとって見過ごすことはできない。いわゆる敵基地攻撃能力の保有も含め、あらゆる選択肢を検討するよう改めて確認した」と述べた。

論評は岸田氏の発言に対して、「明白に他国に対する先制攻撃、侵略戦争挑発の可能性を開いておくもので、戦争放棄および交戦権否認などを規定した日本憲法第9条と国際条約に反する許せない行為である」と非難した。

また、「近年、最新型ステルス戦闘機の購入、長距離巡航ミサイルの開発、空母保有など『防衛』の概念ではとうてい説明できない先制攻撃型先端武装装備の導入がヒステリックに繰り広げられている」と述べた。

さらに、「問題は、『防衛』から『先制攻撃』へ侵略的本性を公然とさらけ出した今になってまで日本の反動層が『必要最小限度の自衛』だの、『真の抑止力』だのと言って羊のまねをしていることである」と指摘した。

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そのうえで、「日本はこれ以上『専守防衛』を唱えるな」とし、「国際社会は、世人を欺瞞し、大陸侵略の野望をなんとしても実現しようとする日本の反動層の危険極まりない軍事大国化策動を絶対に許さないであろう」と強調した。