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北朝鮮では、家畜伝染病のアフリカ豚熱(旧称アフリカ豚コレラ)が一時、猛威を奮っていた。一昨年には、北西部において豚が全滅するほど猛威をふるい、一時は収まったものの、今年に入って再び感染が拡大。5月には黄海北道(ファンヘブクト)沙里院(サリウォン)市の養豚場豚110頭の大部分が死ぬ事態となった。

(参考記事:韓国の情報機関「北朝鮮の北西部で豚が全滅」

北朝鮮で、家畜の命を脅かすのは伝染病だけではない。今月に入ってからの長雨による被害も考えられるが、その前には高温と少雨により、家畜の大量死が起きていた。

デイリーNK内部情報筋によると、先月末まで平安南道(ピョンアンナムド)だけで、10万もの家畜が大量死したという。最も多かったのは鶏の9万羽で、次いで豚7000頭、鴨2500匹、牛100頭だった。それ以外にも、ウズラ1万4000羽が死んでしまったという。

同様の現象は咸鏡道(ハムギョンド)、黄海道(ファンヘド)など全国的に広がり、その損失は莫大なものになると情報筋は見ている。

今回の家畜大量死の原因だが、7月の猛烈な暑さだ。北朝鮮国営の朝鮮中央放送は、首都平壌では最高気温35度、本来は涼しいはずの慈江道(チャガンド)の慈城(チャソン)でも38.4度に達する異常高温が続き、当局が高温注意警報を発令したと報じた。

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また、朝鮮労働党機関紙・労働新聞は先月26日、「わが国(北朝鮮)のほとんどの地域で猛烈な暑さが続き、農作物が日照りの被害を受け始めた」「先月中旬中旬までの全国の平均降水量は21.2ミリで、平年の25.8%に過ぎず、これは1981年の気象観測開始以来、2番目の雨の少なさだ」と報じた。

一般的にこれら家畜は、気温が27度を超えるとストレスを受け、食欲不振、成長不良などの問題を起こす。中でも鶏は、汗腺が発達しておらず、全身が羽毛で覆われているため、暑さに弱い。被害を防ぐためには扇風機や冷却装置などが必要となるが、ただでさえ電力難が著しい北朝鮮では土台無理な話だ。

その代わりに、ミスト発生機(おそらく手動)を使うことが多いが、餌が傷んでしまい、家畜の健康に悪影響を及ぼしかねないというのが情報筋の説明だ。

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家畜の大量死に伴い、食肉価格が上昇すると思いきや、むしろ下落傾向にある。豚肉1キロは今月6日まで2万北朝鮮ウォン(約460円)前後で取り引きされていたが、中旬以降は1万6000北朝鮮ウォン(約370円)まで下がった。

これは病死した家畜の肉が、市場で流通していることを示す。

北朝鮮の畜産に詳しい韓国のグッドパフォーマンス研究所のチョ・チュンヒ所長は「北朝鮮では伝染病や暑さなどで死んだ家畜を市場に流通させ売ったりする」「正常に飼育、屠畜されたものではないため、安値で売られるが、豚肉価格の暴落は、大量死した家畜の肉が市場に出回っているためである可能性を排除できない」と述べた。

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(参考記事:金正恩が厳禁「病死豚肉」の流通で収容所送りも

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