北朝鮮国営の朝鮮中央通信は15日、従軍慰安婦問題をめぐる日本の姿勢を非難する記事を配信した。
同通信は、国連人権理事会第47回会議で日本代表が、「第2次世界大戦の時期に日本軍が『慰安婦』を強制的に募集したということは作り上げた話だと強弁した」としながら、「国際舞台でまで否認するのは過去の犯罪の法的・道徳的責任から逃れようとする厚顔無恥な行為である」と非難した。
さらに、「道を行く女性、田畑で働く女性、井戸に水汲みに行った女性、はては母のチマに隠れていたり、庭でままごとをしていた幼い少女に至るまで、おおよそ20万人に及ぶわが国の女性が『人間狩り』の対象となった」と主張した。
そのうえで、「日本は、証拠が明白で否認できない重大な罪科を回避するのではなく、過去、日本が働いた前代未聞の犯罪に対して罪責感を持って心から謝罪し、過去をはっきりと清算すべきである」と強調した。