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東アジア全体に長雨をもたらす梅雨前線。5月初めに南シナ海で発生し徐々に北上、6月中旬には日本の本州、7月には朝鮮半島の中南部(韓国)に達し、7月末から8月初めにかけて中国東北で消滅する。

かつては北上するにつれて雨の量が少なくなるものだったが、地球温暖化の影響か、北方での降水量が増えている。中国遼寧省では先月25日から29日まで雨が降り続き、大連近郊の庄河や錦州では24時間の降水量が280ミリ前後に達するなど、今まででは考えられないほどの豪雨になったと中国メディアが報じている。

北朝鮮との貿易都市、丹東郊外の東港では187.6ミリの降水量を記録したが、そんな中で、とある問題が発生している。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

丹東の朝鮮族情報筋によると、市内一帯の物流倉庫には、一昨年から放置されたままの資材が大量に保管されている。いずれも北朝鮮向けのもので、業者は中国企業からツケで品物を買い付けたものの、昨年1月のコロナ鎖国により北朝鮮に搬入できなくなった。保管費用もかかるため、業者は貿易の再開を望んでいるが、北朝鮮側の動きは鈍い。

ちなみに倉庫の賃貸料は、サイズやロケーションにより異なるものの、国境に近い地域にある30トントラック3台分の荷物が保管できる倉庫は、1ヶ月800元(約1万3600円)前後だという。

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(参考記事:中国に停まったままの北朝鮮貨物列車、「公式密輸」に利用か

通常なら降水量の少ないこの地域だが、上述の通り、今年は異例の長雨となっている。それもあってか、1年半以上放置されているせいか、鉄製品や鋼材などが使用に耐えないほどに錆びてしまったという。返品もできなければ輸出もできず、にっちもさっちも行かない状況で、倉庫費ばかりが雪だるま式に膨れ上がっているとのことだ。

別の情報筋は、「こうした北朝鮮向け商品を巡ったトラブルが絶えない」として、ある業者が北朝鮮に輸出する化学薬品と医薬品を買い付け、倉庫で保管していたものの、輸出する目処が全く立たず、結局は夜逃げしてしまったとの話を伝えた。

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かなりの儲けを誇っていたこの業者だが、輸出する予定だった倉庫3つ分の化学薬品と医薬品が湿気でだめになってしまったが、さらなる変質を防ぐために人を雇って荷物を移動させて乾燥させるなど、それなりに努力した。しかし、貿易が再開する兆しが全くない状態に耐えかねたのだろうか、医薬品の一部を持って夜逃げしてしまったという。

追い込まれている業者は1人や2人ではなく、かつては儲けていた業者が一つ、またひとつと倒産し、倉庫の家賃を稼ぐために、工事現場で働く者もいるという。

約束を守ってもらえない、代金を踏み倒される、儲けを国外に持ち出せないなどなど、北朝鮮ビジネスは非常にリスクが高い。ただ、市場で出回る加工食品や工業製品の9割が中国製と言われるだけあり、平時にはかなりの儲けになるため、手を出す人が少なからず存在するのだろう。

(参考記事:「そのとき誰かが引き金を…」パニックの北朝鮮一家が全滅の悲劇

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