北朝鮮で1日、日本の国会にあたる最高人民会議第14期第15回全員会議が行われた。朝鮮中央通信が伝えた。
崔龍海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長(朝鮮労働党政治局常務委員)が、会議を主導した。同委員会のパク・ヨンイル副委員長、高吉先(コ・ギルソン)書記長らが出席した。最高人民会議常任委員会と内閣事務局、省、中央機関、司法・検察、社会安全機関の活動家らが傍聴した。
会議では、金属工業法、化学工業法、機械工業法、麻薬犯罪防止法が採択され、朝鮮人参法の修正、補足に関する問題が議案に上程された。「国家社会制度の安定と人民の生命・健康を害する違法行為を未然に防ぐため」という目的で「麻薬犯罪防止法」が上程されたことから、北朝鮮当局が国内での麻薬のまん延に危機感を持っていることがうかがえる。
議案は、最高人民会議常任委員会の以下の政令として全員一致で採択された。
1.朝鮮民主主義人民共和国金属工業法を採択することについて
2.朝鮮民主主義人民共和国化学工業法を採択することについて
3.朝鮮民主主義人民共和国機械工業法を採択することについて
4.朝鮮民主主義人民共和国麻薬犯罪防止法を採択することについて
5.朝鮮民主主義人民共和国朝鮮人参法を修正、補足することについて