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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は8日、金徳訓(キム・ドックン)内閣総理が黄海南道(ファンヘナムド)の農業部門を視察したと報じた。

金徳訓氏の視察報道は6月に入って2度目となる。同氏の経済部門の視察は5月には4度も報道されており、経済面において日増しに存在感を高めていることがうかがえる。また、金正恩総書記が朝鮮労働党第8回大会(2021年1月)で打ち出した内閣中心の経済活動の方針を反映しているようだ。

金徳訓氏は、安岳(アナク)郡、信川(シンチョン)郡、載寧(チェリョン)郡、新院(シンウォン)郡、碧城(ピョクソン)郡、三泉(サムチョン)郡、松禾(ソンファ)郡など協同農場を見て回った。

また、「台風と洪水などの災害性気候に対処して農業生産の安定性と持続的発展を保証することのできる対策を先を見通して立て、分組管理制内で田畑担当責任制を正確に実施して農場員が高い生産意欲を持って農事を主人らしく行うようにすること」を強調した。