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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は26日、日本の岸信夫防衛相を「軍国主義者」と非難する記事を配信した。

岸氏は5月3日、夕刊紙との単独インタビューで、「北朝鮮は攻撃態様の複雑化、多様化を執拗に追求している。核・ミサイル能力の強化向上を着実に図ってきている」などとしながら、「いかに『実効的な防衛力』を整備していくかが重要だ」と述べた。

岸氏の発言に対して、同通信は「海外侵略の実現に狂奔する軍国主義者の正体をありのままさらけ出したもの」と非難した。

さらに、岸氏の祖父である岸信介氏がA級戦犯だったとしながら、「このような家門の血を引き、軍国主義思想に染まって育った岸信夫は、兄である前首相の安倍と同様、先祖が遂げられなかった野望を実現しようとのさばる典型的な軍国主義者である」と強調した。岸信介氏はA級戦犯被疑者として逮捕されたが、起訴はされなかった。

つづけて、「靖国神社を引き続き訪れて戦犯の魂を呼び起こし、対朝鮮敵視を悪辣(あくらつ)に鼓吹しており、防衛相に任命された後には安倍が残した『安保政策課題』をなんとしても遂行すると東奔西走している」と非難した。

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そのうえで、「『周辺脅威』説で世界を欺瞞し、その幕の裏で軍事大国化を促して日本を戦争国家につくろうとする現執権勢力の策動は、平和と安定を願う人類の志向と念願に対する重大な挑戦である」と主張した。