北朝鮮国営の朝鮮中央通信は28日、日本の自衛隊の軍事演習を非難する論評を配信した。
陸上自衛隊は今年9月から11月にかけて、約14万人すべての隊員が参加する過去最大規模の演習を計画している。防衛省によると、全国規模の演習は過去4回行っており、14万人規模の演習は1993年以来、28年ぶりとなる。
これに対して同通信は、「これは再侵略の準備をいっそう進め、海外膨張の第一歩を踏み出すための火ぶたを切ろうとする陰険な企図の発露である」と強調した。
また、「『自衛隊』武力を迅速に戦場に投入するための火薬のにおいが漂う戦争演習を時を構わず行っている」と指摘した。
そのうえで、「世界と人類にまたもや重大な害悪を及ぼそうとする日本の妄動は、絶対に許されない」とし、「再侵略の野望を実現するための日本反動層の危険極まりない軍事的冒険は、破局的結果を招くであろう」と主張した。