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北朝鮮国内にいる韓国デイリーNKの内部情報筋は27日までに、北朝鮮軍当局が今月中旬、偵察用と攻撃用の「超小型無人機」の実験に成功したと伝えた。金正恩総書記は今年1月の朝鮮労働党第8回大会で、精密偵察用の無人偵察機開発を強化する方針を示しており、実験はこれに沿ったものと見られる。

情報筋によれば、実験は今月10~12日、平安北道(ピョンアンブクト)亀城(クソン)の芳峴洞(パンヒョンドン)で、軍需工業部と国防科学院、国防省兵器審査局などが合同で行った。実験の内容は詳らかでないが、党中央委員会に対して「最終的な戦術・技術的諸減の安定化試験に成功」したと報告されたという。

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また、これに対して軍上層部からは「人民軍を最精鋭化、強軍化するためのもうひとつの礎石が築かれた」と評価する武力総司令官(金正恩氏)名義の感謝のメッセージが伝えられたという。

金正恩氏は1月の党大会で、「各種の電子兵器、無人打撃装備と偵察探知手段、軍事偵察衛星の設計を完成した」と明らかにするとともに、「近いうちに軍事偵察衛星を運用して偵察情報収集能力を確保し、500キロ前方縦深まで精密偵察できる無人偵察機をはじめとする偵察手段を開発するための最重要研究活動を本格的に推し進める」と表明した。

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さらに、「武装装備の知能化、精密化、無人化、高性能化、軽量化の実現を軍需産業の中核的な目標に定め、研究・開発活動をこれに志向させなければならない」と強調した。

一方、韓国デイリーNKは今年1月の時点で、北朝鮮の軍当局が今年11月までに超小型の無人偵察機を実戦配備する計画であり、3月頃にとの情報を入手していた。