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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は9日、故金正日総書記が国防委員長に推戴されて28周年に際して、金正日氏を「不世出の先軍総帥」と讃える記事を配信した。

金正日氏は、1993年4月9日に開かれた第9期最高人民会議第5回会議で、国防委員会委員長に推戴され朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の統帥権を掌握した。

同通信は、「総書記は、峻厳な試練が迫ってきた20世紀90年代に、人民大衆の自主的要求と利益を全面的に実現するための社会主義政治は軍事を重視し、先行させる先軍政治にならなければならないということを宣明し、先軍政治を社会主義基本政治方式に定立した」と述べた。

また、「総書記は、革命の銃剣の上に国と民族の尊厳も、革命の勝利もあるという信念を持って最前線の前哨と国防工業基地を数多く訪れて自衛的国防力をうち固めた」と主張した。

そのうえで、「金正日総書記の抜きんでる先軍革命業績は、チュチェ朝鮮の限りない歴史とともに末永く輝いている」と強調した。---