人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

2000年代から、密輸などを通じて急速に北朝鮮に流入した韓国製品は、口コミで品質の高さなどが伝わり、市場で高値で取引されている。

貿易関係者や密輸業者、DVDなどを通じて韓国の発展した姿を目にした住民は、最近では、公然と韓国製品を求めるようになっている。同じ密輸をするにしても中国製品よりも儲かるため、取り締まりのリスクを犯してでも韓国製品を取り揃えている。

中国の商人も、韓国の古着や生活必需品などを北朝鮮に密かに送り込んでいる。石鹸、靴下、電子製品、化粧品など、ほぼ全ての生活必需品が取引されているという。

最近では、黄海道(ファンヘド)平安道(ピョンアンド)、咸鏡南道(ハムギョンナムド)などの内陸地方の商人が、密輸された韓国製品の買い付けのために、咸鏡北道の穏城(オンソン)、茂山(ムサン)、会寧(フェリョン)、両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)などの国境地域に足を運ぶと情報筋は伝えた。

北朝鮮当局は『資本主義の幻想』であると韓国製品の取締を行っているが、住民の欲求はさらに高まっている。また、取締を行う安全員、保衛員、密輸を監視する兵士までもが、賄賂を受け取り組織的に密輸に加担することもある。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

これまでは取締の際に、韓国製品を証明する商標さえ無ければ問題はなかった。商人らも韓国製を示す商標のある製品を隠し、商標のない製品だけを売っていた。

しかし、最近では、商標がない製品に対する取締も強化され、以前の様にはいかなくなったと情報筋は言う。両江道の情報筋は、「保安員は商標の無い製品に対して、『韓国製だから商標を取ったんじゃないか』と責め立てて製品を没収する」と話した。

取り締まり強化に対し、住民は不満を公然と表している。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面