昨年の秋夕の離散家族再会行事で、これまで戦死者として処理されていた朝鮮戦争当時の韓国軍捕虜4人が、北朝鮮側の再会申請者に含まれていた。これまで国防部が脱北者や帰還捕虜の陳述などを土台に作成した生存者(500名)リストには、含まれていなかった。

北朝鮮が韓国が把握していない捕虜生存者の存在を公開した背景には、韓国政府から支援を引き出すための交渉戦略の一環と解釈されていた。

しかし、北朝鮮はいまだに韓国軍捕虜の存在自体を認めていない。「韓国軍から転向してきた」とだけ明らかにしている。しかし、北朝鮮を脱出して帰還した元韓国軍捕虜らは「個人の自由意思とは関係なく、北朝鮮当局の強制によって残ることになった」と話す。

さらに彼らは、一生を咸鏡道などの奥地の炭鉱で強制労働に動員された。また、捕虜の子供たちは、「敵対階級」のレッテルを貼られて進学、就職、結婚などで差別を受けた。