北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は28日、金正恩党委員長への忠誠を呼びかける社説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
2021年1月に開催が予定されている朝鮮労働党第8回大会に向けて、国民の団結を固め、忠誠心を高める狙いがあるようだ。
社説は、2020年はコロナウィルス問題や、8月から9月にかけて北朝鮮を襲った水害などをめぐり「予期しなかった深刻な挑戦と障害とぶつかった試練の連続であった」と述べた。
また、「金正恩委員長だけを信じて従えば必ず豊かに暮らせる日が来るという哲理を胸に刻み付けなければならない」と強調した。
そのうえで、「みんなが最高指導者金正恩委員長の周りにいっそう鉄桶のごとく団結してより緊張し、強力な闘いを繰り広げて、第8回党大会にささげる高貴な忠誠の闘いの成果を収めよう」とアピールした。