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米国の核兵器開発機関であるサンディア国立研究所は23日、「ステルス戦闘機F35Aライトニング2に搭載したB61-12改良型低威力戦術核爆弾の最初の適合性試験に成功した」とする報道資料を、投下試験の映像とともに発表した。今回初めて超音速で飛行する戦闘機からの投下試験を行い、成功したという。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が伝えた。

映像を見ると、F35Aの爆弾層から投下された爆弾は、しばらく後に方向制御用と見られる推進モーターを噴射。回転しながら落下し、先端から地表に突き刺さるようにして着弾した。

(参考記事:【動画】「核のバンカーバスター」を投下するF35A

B61-12は米国が核戦力現代化の主力として量産中の兵器で、最大50キロトンの爆発力があり、爆発強度を調節できるとされる。VOAによれば、地中の施設に貫通して爆発するよう設計されており、「核のバンカーバスター」とも呼ばれる。

レーダーに捕捉されにくいステルス戦闘機であるF35AがB61-12の完全な運用能力を備えれば、堅牢な地下施設に防衛を依拠する北朝鮮にとっては、大きな軍事的負担になると思われる。

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VOAによると、米国防総省のチャールズ・リチャード戦略司令官は9月、上院軍事委員会に出席し、中国とロシア、北朝鮮、イランに言及しながらB61-12など低威力核爆弾の現代化の重要性を強調したという。