北朝鮮の金正恩党委員長が21日、中国人民志願軍の朝鮮戦争(1950〜1953)参戦70周年に際して、平壌の「友誼塔」に献花した。朝鮮中央通信が伝えた。
中国人民志願軍は1950年10月25日、朝鮮戦争で北朝鮮を支援するために参戦した。友誼塔は中国人民志願軍の戦死した軍人を顕彰するために建設された。「中朝友誼塔」ともいわれる。
朝鮮民主主義人民共和国国務委員会の朴奉珠(パク・ポンジュ)副委員長をはじめ、朝鮮労働党中央委員会政治局員の金秀吉(キム・スギル)、太亨徹(テ・ヒョンチョル)、李龍男(リ・リョンナム)、金栄煥(キム・ヨンファン)の各氏と党中央委員会の李昌根(リ・スングン)副部長、外務省のパク・ミョンホ次官、朝中親善協会委員長の対外文化連絡委員会の朴京日(パク・キョンイル)副委員長が参列した。
金正恩氏は参列しなかったが、「中国人民志願軍烈士たちはとわに生きるであろう」と記された金正恩党委員長名義の花籠と、労働党中央委員会、労働党中央軍事委員会、国務委員会、最高人民会議常任委員会、内閣、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の名義の花かごが献じられた。