金正恩氏の「牛肉食べるな」方針に戸惑いの声

北朝鮮の庶民が、牛肉を口にすることはめったにない。牛は食べるものではなく、重要な生産手段だからだ。

当局は、個人の牛の所有、屠畜、販売を禁じている。違反者は単なる経済犯ではなく政治犯扱いとなる。許可なく食べたり販売したりして銃殺される人もいたほどだ。

(参考記事:北朝鮮では「牛肉を食べたら銃殺」だった

しかし、規制は近年に入って緩和される傾向にあったが、ここに来て再び強化されることになった。

デイリーNKの北朝鮮内部情報筋によると、金正恩党委員長の「牛は国家機関の承認なくして個人が保有、処理できるものではないと正確に知らしめよ」との方針に基づき、中央党(朝鮮労働党中央委員会)は、党の各支部、行政機関、司法機関に対して「農耕用の牛を個人が私的に所有、密売、屠畜する行為を徹底敵に管理、統制せよ」との指示を今月11日に下した。