北朝鮮の対外宣伝ウェブサイト「メアリ(こだま)」は2日、韓国の軍事力増強は「朝鮮半島の平和を破壊し災難を呼び寄せる」と非難する個人の署名入りの論評を掲載した。
論評は「今年の国防予算に歴代で最大の449億ドルを支出した南朝鮮(韓国)当局は今、最大の弾頭重量を持つ弾道ミサイル『玄武4』が開発完成され、有事に『北を大きく威嚇する』などと騒ぎ立てる一方、われわれの防空システムを破壊するための電子戦機開発に着手し、米国から購入することになっているステルス戦闘機『F-35A』40機のうち20機を垂直離着陸が可能な『F-35B』に変更して持ち込もうとするなど、わが共和国を狙った先端武装装備の開発および搬入策動にいっそう熱を上げている」と言及。
(参考記事:北朝鮮全域を攻撃のミサイル開発…韓国、文大統領が視察)
また、「それだけではなく、『韓米ミサイル指針』改定により固体燃料を利用した宇宙発射体で低軌道軍事偵察衛星を打ち上げられるようになったとか、現在800キロに定められている弾道ミサイルの射程距離制限問題も、米国と協議して解決してゆくとか言いながら、対決の本心を表している」などと批判した。