韓国から北朝鮮へ違法に越境し、北朝鮮が新型コロナウイルスに感染していると発表した元脱北者の20代の男性が、北朝鮮に入国後、開城(ケソン)市の関係当局に自首していた可能性のあることが27日までにわかった。
韓国デイリーNKの現地情報筋によれば、男性は入国後、数日を知人の家で過ごした後で自首した。
(参考記事:韓国の軍・警察に不手際か…コロナ感染者の北朝鮮入り)
これを受け、脱北者の捜査・訴追などを担当する市の保衛部が男性を逮捕。病院で各種検査を受けさせた後、保衛部施設内で30日間の隔離措置を講じるとともに、調査を行っているという。通常、国内に復帰した脱北者は、速やかに平壌の国家保衛省に送致される。