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脱北者によると、このブラック・ジョークは、元々は幹部の間で流行したという。金正日に媚びを売る人は、媚びながら焼け死ぬ。反抗すれば監獄行き(北朝鮮では監獄を『涼しい部屋』と表現する)になって凍え死ぬ、という意味だ。

「道が険しくても笑いながら進もう」(1998年)は、「アンタらが笑いながら進めばいい。なんで私たちまで笑いながら進まなければならないのだ」「(生活難で)笑うことさえ出来ないのに、どうやって笑うのか」など、当局への不満を表す。

「我々式(ウリシク)で生きていこう」(1998年)について庶民は、「党が何を言おうと、我々は(党に気兼ねせずに)好きなように生きていく」と解釈している。

体制を宣伝するためのスローガンがブラック・ジョークになるのは、それだけ金正日政権に対して不満が高まっているからだろう。

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