北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は2日、労働党だけを絶対的に信頼して従う忠誠心をもたなければならないとアピールする署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が報じた。
国際社会から課された経済制裁や新型コロナウイルスの影響で、経済状況の見通しが暗いなか、労働党への忠誠心を促して、結束を図る狙いがあると見られる。
論説は、「いちずな心で朝鮮労働党だけを絶対的に信頼して従う忠誠心は革命任務遂行過程に具体的に表れる」と指摘した。
また、「こんにち、正面突破戦の各部門には陰日なたなく、知ってくれようとくれまいと党の社会主義強国建設構想を決死の闘いと血のにじむような努力で支えていく人々が数多くいる」と述べた。
そのうえで、「党に対する忠実性を信念として刻み付けた人々は条件と可能性を論じる前に絶対性、無条件性の原則に立って党が与えた課題を党が願う高さで決死の覚悟で貫徹していくのである」と強調した。