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北朝鮮の外務省の報道官(スポークスマン)は11日、朝鮮中央通信の質問に答える形で、国連のグテーレス事務総長を非難した。

グテーレス氏は、北朝鮮が9日に南北の首脳間を結ぶホットライン(直通電話)をはじめ、韓国との通信線を遮断したことに対して遺憾を表明した。

これに対して報道官は、「相手側に対する敵対行為を一切禁止することにした北南合意の条項については目をつぶって盲人の真ねをしているのか、でなければ知っていながらもアルコール中毒者のようによったふりをしているのかは本人しか分からないことだが、国連事務総長の今回の『遺憾』発言は看過できることではない」と指摘した。

また、「事務総長の不適切で偏見的な立場表明のために、国連が特定勢力の政治的道具、手先に転落しているという国際的認識がより固くなり、国連という神聖な機構と特に事務総長自身に対する国際社会の不信が増大しているのである」と述べた。

さらに、「国連事務総長が心から朝鮮半島の平和と安定を願うなら、われわれに向けていわゆる『遺憾』のような間が抜けたうんぬんをするのではなく、今からでも北南合意を弊履のごとく投げ捨てて人間のくずの悪行を放置した南朝鮮を厳正に叱責して当然である」と強調した。

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そのうえで、「われわれは、それが誰であれ、われわれの最も貴重で神聖な最高の尊厳をけなす者に対してはいささかも許さない」と警告した。