同通信の報道全文は次の通り。
朝鮮外務省代弁人の回答
【平壌6月11日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国外務省のスポークスマンは、国連事務総長が最近、北南関係状況を巡っていわゆる「遺憾」をうんぬんしたことで11日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。
10日、国連事務総長はスポークスマンを押し立ててわれわれが取った北南通信連絡線の完全遮断措置に不当に言い掛かりをつけて「遺憾」の意を伝えるだの、誤解と誤判を避けるためには連絡ルートが必要であるだの、何のとでまかせにしゃべった。
北南関係に対する初歩的な理解はおろか、一般的な事理判別力に欠けるそのような妄言が国連のど真ん中で公然と響き出たことに対して、われわれはいぶかしさを禁じ得ない。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面無知の表現なのかは分からないが、グテレスが国連事務総長の職にあるなら、北と南の間に起きたこんにちのような事態が決して、通信連絡線や接触ルートがなくて誘発したのではないということぐらいは知って立場を表明すべきではないか。
相手側に対する敵対行為を一切禁止することにした北南合意の条項については目をつぶって盲人の真ねをしているのか、でなければ知っていながらもアルコール中毒者のようによったふりをしているのかは本人しか分からないことだが、国連事務総長の今回の「遺憾」発言は看過できることではない。
堂々たる国連加盟国であるわが国家の主権が重大に侵害される時には一言も言えず、米国とその追随勢力がわれわれの自衛的措置に不当に言い掛かりをつける時には逃さず「憂慮」だの、何のと言いながら青筋を立ててへつらうのがまさに、国連事務総長のみすぼらしくて二重的な行動である。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面いくら米国とその追随勢力の肩を持ちたくて口をきき、手をたたきたくても、国連事務総長の使命を少しでも持っているべきであろう。
事務総長の不適切で偏見的な立場表明のために、国連が特定勢力の政治的道具、手先に転落しているという国際的認識がより固くなり、国連という神聖な機構と特に事務総長自身に対する国際社会の不信が増大しているのである。
神聖な国連は、特定勢力を代弁する御用窓口でもなく、彼らの強権と専横が乱舞する舞台でもない。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面国連事務総長が心から朝鮮半島の平和と安定を願うなら、われわれに向けていわゆる「遺憾」のような間が抜けたうんぬんをするのではなく、今からでも北南合意を弊履のごとく投げ捨てて人間のくずの悪行を放置した南朝鮮を厳正に叱責して当然である。
われわれは、それが誰であれ、われわれの最も貴重で神聖な最高の尊厳をけなす者に対してはいささかも許さない。
忠告するが、国連事務総長は公正さと客観性を生命とする国連活動の原則に合致するように全ての国連加盟国を平等に対しなければならず、不正義と虚偽が国連舞台を汚さないように自分の責任と役割を正しく果たすべきであろう。---