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北朝鮮の李善権(リ・ソングォン)外相は12日、2018年6月12日におこなわれた米朝会談から2年目を迎えて、米国を非難し、核兵器開発の再開を示唆する談話を発表した。 朝鮮中央通信が伝えた。

朝鮮人民軍(北朝鮮軍)出身とされる李善権氏は、南北軍事実務会談代表、祖国平和統一委員会委員長を歴任しており、強硬派として知られている。今年1月に北朝鮮外相に就任したことが明らかになった。

談話は、2018年6月の米朝会談以後、「この惑星の脚光を浴びて胸いっぱいに膨れ上がった朝米関係の改善に対する希望はこんにち、悪化上昇という絶望に変わり、朝鮮半島の平和・繁栄に対する一縷の楽観さえ悲観的悪夢の中に消えてしまった」と指摘した。

また、北朝鮮が「核実験場の完全廃棄」「数十体の米軍遺骨送還」「抑留されていた米国籍の重罪人らに対する特赦実施」をはじめて、「核実験と大陸間弾道ロケット試射中止の措置を先制的に取る戦略的大勇断も下した」と強調した。

つづけて、「わが最高指導部と米大統領との親交が維持されるからといって、実際に朝米関係が良くなったのは一つもないのに、シンガポールで握手した手を引き続き取っている必要があるかということである」と述べた。

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そのうえで、「わが最高指導部は、歴史的な党中央軍事委員会第7期第4回拡大会議で、現在の内外情勢に合致する国家核発展戦略を討議し、米国の長期的な核戦争脅威に対処するために国の核戦争抑止力をいっそう強化することについて厳かに宣明した」とし、「これが6・12二周年を迎えてわれわれが米国に送る返書である」と断言した。