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だが最近、北朝鮮の消息筋によれば、船橋閣に来る客の約半分は、このようにうどんを売って生活する栄誉軍人たちだという。栄誉軍人も配給と年金だけではこれ以上生活するのが不可能ということだ。

食糧難以後、北朝鮮では重要な変化が起きている。政府の配給で生きて行く人が30%程度に減り、そうした人も政府が提供する配給と月給、年金だけでは暮らすのが不可能な状況に置かれた。1ヶ月10万ウォンあれば生活できるだろうが、政府が彼らに与えることができる月給と年金はわずか数千ウォンに過ぎない。政府の格別の思いやりと支援をもらってきた栄誉軍人たちでさえ、何でも売れば生きることができる社会になったのだ。

うどん4杯を買うために1日中松葉杖をついて立っている栄誉軍人の金氏の姿は、北朝鮮の経済システムが食糧難で事実上崩壊し、残っている統制力も急激に弱まっていることの証拠でもある。