北朝鮮国営の朝鮮中央通信は14日、日本政府が海上自衛隊の艦船を中東へ派遣したことを非難する論評を配信した。
先月26日、中東地域で日本関係船舶の安全確保のため情報収集活動に当たる海上自衛隊の護衛艦「おおなみ」が出港。今月10日には、「きりさめ」が出港した。こうした動きに対して論評は「日本の反動層が軍国主義復活と海外膨張へといっそうヒステリックに疾走していることを示している」と指摘した。
(参考記事:韓国専門家「わが国海軍は日本にかないません」…そして北朝鮮は)
また「歴代、日本は侵略野望の実現に『周辺脅威論』を利用してきた」とし、「奔走していた武力が曖昧模糊たる『予測不可能な事態が発生する場合、武器の使用が可能である』という当局の指針に従ってどの瞬間に侵略の導火線に火をつけるかは誰も予測できない」と述べた。
そのうえで、「いわゆる『脅威』や『防衛』を盾に取って再侵略野望をなんとしても実現しようとのさばる日本の無分別な狂気は、島国の自滅を促す結果だけを招くことになるであろう」と強調した。