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北朝鮮当局が、経済特区のある北東部の港湾都市・羅先(ラソン)特別市への外部の一般住民の立ち入りを禁止しており、現地では、近く金正恩党委員長が訪問するのではないかと囁かれているという。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が12日付で伝えた。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の現地消息筋は11日、RFAに対して次のように話したという。

「今月初めから、当局が羅先への外部からの立ち入りを禁止しており、多くの住民が苦労している。中国で新型コロナウイルスの感染が一番ひどかった時も、ここまで厳しい統制はお来なかった。一部の住民の間では、もしかしたら(金正恩氏が参加する)『1号行事』が予定されているのではないか」

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仮に、金正恩氏が羅先を訪問する計画があるなら、同氏や随行する幹部らが新型コロナウイルスに感染するリスクを低減するため、当局が同市を一定期間封鎖することも考えられる。

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金正恩氏は4月11日以降、20日間にわたり公開の場に現れず、各国メディアで「死亡説」や「重体説」が取り沙汰された。今月1日に肥料工場の竣工式に参加し、健在であることが確認されたが、それ以降、10日以上にわたり公開活動が伝えられていない。