北朝鮮の人民武力省は7日、報道官談話を発表し、韓国の空海軍が6日に実施した合同訓練が2018年9月に締結された南北軍事合意違反に当たるとして非難した。
談話は今回の訓練が「かつて北南双方間に軍事的衝突が発生した朝鮮西海の最大ホットスポットの空中と海上で強行され」「特に重大なのは、南朝鮮軍部がわれわれを『敵』と指してこのような軍事演習を行ったという事実」だと指摘。
続けて「地上と海上、空中で相手方に対する一切の敵対行為を禁止し、特に西海一帯を平和水域につくるということについて全民族に確約した北南軍事合意に対する全面逆行であり、露骨な背信行為である」と非難した。
(参考記事:「韓国が下心さらけ出した」北朝鮮が猛批判する理由)
さらに、「敵はやはり敵であるという事実を忘れてはならないということを再度悟るようにし、骨髄に深く刻みつけさせる機会となった」と強調した。