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北朝鮮で5月1日に行われた順川(スンチョン)燐酸肥料工場の竣工式が、3日前に急きょ、朝鮮労働党中央委員会により開催準備が指示されたものであることがわかった。工場は実際には未完成の状態で、現地では党中央委の真意をいぶかっているという。

4月11日の朝鮮労働党政治局会議を最後に公開活動が伝えられていなかった金正恩党委員長は、同工場の竣工式で20日ぶりに姿を現した。今月2日には式の映像も公開され、それまで飛び交っていた金正恩氏の「死亡説」や「重体説」が払しょくされた。

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デイリーNKの現地情報筋によれば、「中央党(党中央委)から28日、急に竣工式開催の指示が下された。翌日から2日間、外壁塗装やガラスの設置など、工場が完成したように見せる作業に追われた」という。

情報筋はまた「現場は(金正恩氏が参加する)1号行事が行われるとは知らなかった。完成していないのにテープカットまでするとは、現場幹部が虚偽報告を上げたためではないか、と現地の人々は噂している」と話した。

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同工場は目下、必要な設備と資材の輸入が滞っていることから、本格的な操業には相当な時間を要すると見られている。