北朝鮮国営の朝鮮中央通信は29日、沖縄の米軍基地問題をめぐり、「災難を受けるのは日本人民だけである」とする論評を配信した。
今月10日、沖縄の米軍普天間基地にある消火設備から、有害性が指摘されている有機フッ素化合物を含む消火剤が約22万リットル流出し、約14万リットルが基地の外に流出した。論評はこの事故について、「自国の領土を外部勢力の兵站基地に任せた日本には不幸と災難しか与えられないということを示している」と述べた。
また、「自国の地を明け渡して莫大な資金まで供しながらも災難と不幸を黙々と甘受しなければならないのがまさに、島国の哀れな境遇である」と強調した。
そのうえで、「宗主を後ろ盾にして再侵略野望を達成する野望の下で外部勢力への追従で延命していく当局者らのため災難を受けるのは日本人民だけである」と主張した。